岩井俊二監督 最新作『Last Letter』出演決定!! | 福山雅治オフィシャルサイト
Fukuyama

岩井俊二監督 最新作『Last Letter』出演決定!!

2018年08月03日

MEDIA
これまで、数々の名作を世に送り出してきた岩井俊二監督によるオリジナルのラブストーリー『Last Letter』の映画化が決定し、本作品の登場人物である乙坂鏡史郎役を福山雅治が務めることが決定いたしました。

夏の仙台を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描くオリジナルストーリーである『Last Letter』の監督・原作・脚本・編集を務めるのは、岩井俊二監督。
20年以上ものキャリアの中で、巧みにその時代を切り取りながら様々な愛の形を表現し、いずれも熱狂的なファンを生み出してきた岩井俊二監督が、自身の原体験を詰め込んだ集大成として、初めて出身地である宮城でのロケーションで本作に挑みます。

主人公である岸辺野裕里を演じるのは、松たか子さん。自身初主演映画の『四月物語』(98)以来約20年ぶりの岩井監督作品への出演となります。裕里の姉・未咲の高校生時代と、未咲の娘(裕里の姪)である遠野鮎美という“母娘”を一人二役で演じるのは広瀬すずさん。
同級生であった未咲に恋をし、再会を願って同窓会に参加。ひょんなことから裕里と文通を始めることになる乙坂鏡史郎役に福山雅治。岩井俊二監督が、「この役は福山雅治しかいない」と出演を熱望したことから、待望の岩井組初参加が実現しました。
そして、高校生時代の鏡史郎役を神木隆之介さんが務めます。
さらに、松演じる裕里の娘・颯香と高校生時代の裕里の2役を演じるのが森七菜さん。
また、数々のアニメーションや実写映画で監督を務める庵野秀明さん、歌手として活躍する水越けいこさん、小室等さんといった様々な分野で活躍するユニークなキャスティングが実現!

音楽を務めるのは、『スワロウテイル』『リリィ・シュシュのすべて』など多くの作品で岩井俊二監督とタッグを組んできた小林武史さん。
企画・プロデュースは、『告白』『モテキ』『君の名は。』など数々のヒット作を世に放ち続ける川村元気さん。
名匠・岩井俊二のもとに、超豪華キャスト、クリエイターが一堂に集結。
いまだ読めずにいる“最後の手紙”に込められた、初恋の記憶———
日本映画史に残る珠玉のラブストーリーは2019年全国東宝系にて公開!

【キャスト】
●岸辺野裕里(きしべのゆうり) (43)・・・松たか子
遠野未咲の妹で、夫:宗二郎と、娘:颯香、息子:瑛斗の四人暮らしをしている主婦。

-コメント-
岩井監督と仕事をするのは、本当に久々で、『四月物語』から時間を経て、
再びお話しをいただけてとてもうれしかったです。
このお仕事をしていて、新しい方と出会うことも面白いことではありますが、
一度ご一緒した方に声をかけてもらえると「あっ、嫌われてはいなかったのかな」とも思ったりします(笑)。
でも時間は経っているので、”今”の仕事になるよう、一生懸命頑張りたいと思っています。
だいぶ大人になって岩井さんとまたお仕事できる楽しみが今回の役にはあるのかなと思っています。
この作品には切ない気持ちみたいなものが溢れていますが、
決して岩井さんがそれだけを思っているのではないのかも、とも思います。
回想シーンがまるで“今”のように描かれていますので、うまくそれがつながっていくといいなと思います。
緊張したまま終わるのかなって思いますが、それでもいいかなって思っています(笑)。


●遠野鮎美(とおのあゆみ) (16)・遠野未咲 (とおのみさき)(15・回想)・・・広瀬すず
遠野鮎美:母親である未咲が亡くなり、祖父母の過ごす未咲と裕里の実家に身を寄せている。
遠野未咲:裕里の姉。学校のヒロイン的存在。

-コメント-
岩井さんの作品に参加させて頂けることが、とにかく嬉しいです。
岩井さんの作られる映画の空気が大好きなので、カメラの前で感じられた空気、温度を大切に、
嘘なく、演じられるよう頑張ります。
キャストの皆様もご一緒させて頂いたことがある方が多いので、楽しみです!


●乙坂鏡史郎(おとさかきょうしろう) (15・回想)・・・神木隆之介
裕里・未咲の高校に転入してきた転校生。

-コメント-
岩井監督の作品に初めて参加させて頂くことになりました。
過去作品も拝見しており、人間味溢れる暖かい作品が多い印象なので、
今回演じる乙坂鏡史郎として、岩井監督が撮られる世界観の中で精一杯生きたいと思います。
そして、僕にとって憧れでもある福山雅治さん。
今回は福山さんの学生時代を演じさせて頂くので、嬉しさとプレッシャーでいっぱいですが、
先輩の胸をお借りするつもりで丁寧に演じたいと思います。
広瀬すずさんは、以前ドラマでご一緒させて頂きましたが、また共演することが出来て嬉しいです。
素敵な共演者の皆さんに囲まれて芝居が出来る喜びを噛みしめながら、日々撮影に励みたいと思います。


●乙坂鏡史郎(おとさかきょうしろう) (44) ・・・福山雅治
小説家として活動するも、デビュー作以降、全く書けていない。

-コメント-
唯一無二の美しさで描かれる岩井監督作品への初参加、
そして、松さんとはおよそ20年ぶりにご一緒させていただけること、
それぞれの出会いにとても興奮しています。
監督からオファーをいただいた「乙坂鏡史郎」という役柄は、
監督自身のドキュメントを色濃く反映しているキャラクターだと感じています。
その役を、監督の故郷である夏の仙台で撮る。
岩井監督が平成最後の夏に『Last Letter』という作品を撮られることの意味、
そしてその現場に立ち会えることの幸運を全身で感じながら撮影に臨ませていただきます。


●岸辺野宗二郎(きしべのそうじろう) (48)・・・庵野秀明
裕里の夫で漫画家。

●岸辺野颯香(きしべのそよか) (14)/遠野(とおの)裕里(ゆうり)(回想)・・・森七菜
岸辺野颯香:裕里と宗二郎の娘。

●岸辺野昭子(きしべのあきこ) (72)・・・水越けいこ
裕里の義母

●波戸場正三(はとばしょうぞう) (79)・・・小室等
岸辺野昭子の学生時代の教師

【監督・原作・脚本・編集】岩井俊二
1963年宮城県仙台市生まれ。1988年にMVの仕事を始め、1993年テレビドラマ「if もしも~打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を演出し、日本映画監督協会新人賞を受賞。その後1995年自身初の長編映画『Love Letter』を監督し、日本アカデミー賞優秀作品賞・話題賞ほか、海外でも高い評価、独特の映像美に対する賞賛を得る。その活躍は多岐に渡り、CM、ドキュメンタリー作品などでも積極的に活動し、2015年には、自身の制作した実写長編映画『花とアリス』の前日譚、長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』を制作し、今なお進化し続ける稀代の映像作家。

-コメント-
かつて「Love Letter」という映画を作りましたが、当時は手紙のやりとりのあった時代でした。
あれから通信手段は激変し、SNSでやり取りできてしまうこの時代にあって、
手紙を使った物語は現代においては不可能だと思っていましたが、
ある日それを可能にするアイディアを思いついてしまったところからこの物語の構想がスタートしました。
ある夏休みの間に起きた世代を超えた手紙物語です。
今回初めてロケーションを故郷宮城に設定しました。劇映画としては初の試みです。
今回は川村元気プロデューサーとのお仕事ということでこのユニットのコラボを楽しもうと思っています。
ご一緒するのが初めての俳優さんもいるし以前お仕事をしたことのある俳優さんもいます。
プロの俳優さんもいればそうでない方もいます。そこからどういう化学反応が起きるか今から楽しみです。

【音楽】小林武史
1959年山形県生まれ。烏龍舎代表取締役。apbank代表理事。My Little Lover元メンバーであり、
Mr. Children楽曲を数多くプロデュース。現在も楽曲制作・プロデュース業に精力的に取り組む。

【企画・プロデュース】川村元気
1979年横浜生まれ。『電車男』『陰日向に咲く』『デトロイト・メタル・シティ』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』『バケモノの子』『バクマン。』『怒り』『君の名は。』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、翌11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。

【Story】
岸辺野裕里(松)は夫と子供二人の四人暮らし。裕里は姉・遠野未咲の葬儀で、未咲の娘・遠野鮎美(広瀬)と久しぶりに再会する。母親である未咲の死を受け入れられず、気持ちの整理がつかない鮎美は、母親から残された“一通の手紙”を開ける事が出来なかった。

裕里は未咲宛に来ていた同窓会の知らせを見つけ、後日、未咲の死を伝えるために同窓会に参加することに。未咲の同級生へ真実を伝えられずにいると、学校のヒロインだった未咲と間違われ壇上でスピーチをする羽目に。真実を伝えられずにその場を乗り切ってしまう裕里だが、そのことがきっかけで、自身の初恋の相手であり、小説家として暮らす乙坂鏡史郎(福山)と再会する。鏡史郎は裕里を未咲と誤解したままで、連絡先を交換。“君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?”鏡史郎から未咲宛のメッセージを受け取る裕里の胸中は複雑。だが、未咲と間違われながらも初恋の人との交流に胸を躍らせ、鏡史郎へ手紙を送る。しかし、夫にやりとりが知られぬよう、手紙には自分の住所、返信先を載せないでいた。
一方、返信先の無い手紙を受け取った鏡史郎は、昔の卒業アルバムを引っ張り出し、未咲の実家に返信を送る。だが今そこに住んでいるのは未咲の娘の鮎美。亡き母宛に立て続けに送られてくる手紙には、学生時代の鏡史郎(神木)と未咲(広瀬)の淡い思い出話が綴られていた。葬儀以降気持ちの沈んでいた鮎美は、自分の知らない母に触れられる鏡史郎からの手紙に返信を書き、文通を心待ちにするようになっていく―。
(2018.08.02更新)